季節のお話

茅の輪
茅の輪くぐり
 古来、夏越(なごし)の神事として半年間の罪・穢を祓い落とし、身体健全・家内安全などを祈り、茅の輪をくぐります。
茅の輪「夏越の祓する者は 千歳の齢延ぶというなり」(拾遺和歌集〜よみ人しらず)
高津宮では、六月下旬から夏祭り本宮まで境内に茅の輪を設置しております。輪の中を左まわり、右まわり、左まわりと八の字に三回通って穢れをお祓いください。
※夏越の祓として、社務所にて茅の輪の守(まもり)を授与いたしております。

中秋の名月
 陰暦の八月十五日は、中秋の満月であり、一年中でこの夜の月が最も澄んで美しいことから、古くより名月を愛でる月見の宴が各地で執り行われてきた。その歴史は中国は唐代に遡ると言われる。
 またこの日は、日本では初穂祭が行われる大切な日でもあり…
 月神の依代(よりしろ) としてススキの穂等の秋草や、田畑の初物、果物、月見団子をお供えする。殊に、芋名月と称して里芋を供えたりも。この夜に限っては、畑の芋も盗んでもよいとする儀礼的風習もある。現在でも供えられた団子が子供達に盗まれるのは縁起のよいこととされているとか。
 また一方、十五夜に月見をしたら十三夜にも月見をせよ、片見月はよくないとも云われる。皆さんどうぞお忘れなく!


七五三

 男の子は三歳と五歳、女の子は三歳と七歳のとき、十一月の十五日に神社に参拝して、これまで無事に成長したことを感謝し、今後の長寿を祈る行事。
 日本では古来子供の成長を衣服や髪の形に示して祝うことがなされてきました。
 鎌倉時代、幼児は生まれてから頭髪を伸ばさず剃っているのを、三歳になると伸ばしはじめる『髪置』 。
 平安時代、三歳、あるいは五歳の男子と女子に、初めて袴をはかせる『袴着』 。
室町時代からは、男子・女子共に九歳になったとき、これまで着物につけていた付け紐を解き、初めて帯をしめる『帯解』 。(以後、女子は七歳に)
 これら別々に行われていた行事が、時代の移り変わりと共にいくぶん変遷した結果、明治時代になって合体し『七五三』と呼ばれるようになった。
 けれど、その最も古くからの意は、七歳という幼児期の終わりに氏神にお参りすることで、その社会の成員として認めてもらうことにあったようです。


年越しそば

 大晦日の夜長寿・幸運などを願って食べるソバを云います。
 江戸時代から行われるようになった風習で、その起源には諸説あります。中でも最も有名なのが、金箔師が仕事場に散っている金の粉を集める為、ソバ粉を練ってくっつけたことから、金箔を寄せ集めるという縁起をかついでとも、またソバが細かく長いのに結びつけて、無病で長生きできるように願って…とも言われてきました。そして、年越しソバは食べ残すと新しい年には金の苦労をするといわれ、きれいに食べることが望ましいとされています。
 また、ソバは身近な食べ物だけに、他にも様々な役割を担っており、例えば転居の際には「引っ越しソバ」としてご近所に配られたりしてまいりました。これは「おそばで長いおつき合いを!」という洒落た挨拶であります。


とんど(左義長)

 地方によってはどんど祭などとも言います。
お正月の〆飾りや古神札焼納の儀で魔除の神事でもあります。トンドの火に乗って年神さまが帰っていかれると考えられており、トンドの火や煙をかぶると、その一年は無病息災でいられると言われております。
本来1月15日にとり行いますが、高津宮では祝日となった成人の日にイベントをとりおこなっております。(古神札焼納は15日まで受け付けております)


節分祭

 本来は立春・立夏・立秋・立冬など、季節の変わり目の前日全般を節分というが、今日では立春の前日のみを「節分」と称する。 またこの頃は、陰暦では元日から七日の間にあたり、このためもともと大晦日の行事であった「追儺(ついな)」と節分行事が結びついた。
「追儺」は奈良時代に中国から伝わり、平安時代には宮中で盛大に行われていた悪鬼や厄神を弓矢などで追い払う行事で、「鬼やらい」とも呼ぶ。
そして一方、寺社では、節分の夜に邪気を払うため豆打ち(豆まき)の行事が行われていた。大豆には、米とは別の呪力が備わっているとされ、まいた豆は、年齢の数、あるいは一個多く拾い、福運と長寿を願って食べる。
 これらが、室町時代に習合し、江戸時代にはついに節分行事が優勢になり民間に広まったものとされる。  また、節分に行われる風習として、イワシの頭を焼いてヒイラギの枝に刺し、戸口にかかげる「やいがし」がある。これは、悪臭によって邪鬼の侵入を防ぐ呪法と伝えられる。
 その他大阪では、厄払いのため仮装して神社に詣でる「お化け参り」の風習があったとか…。
 高津神社で節分祭祈祷形代(人形〜ひとがた)をご用意し、厄除招福の御祈祷をとり行っております。(当日ご参拝の出来ない場合は事前に郵送して頂いても結構です)。