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高津宮の表参道の中程に小さな石の反り橋があることをご存知でしょうか?この橋は“梅乃橋”と言い、この下をその昔は“梅川”が流れていました。この川は別名“梅津川”とも呼ばれていて、川下は道頓堀川につながっていました。
高津宮が位置する上町台地は、古来より名水が湧くところとして知られていて、その湧き水の一つがこの川の水源だったようです。
この梅乃橋には明和5年(1768)に天満九丁目の長浜屋五兵衛により奉納されたことが橋柱に刻まれています。この橋の近辺には“梅乃井”があり、また表参道を出て坂を上がった谷町筋あたりが“梅ヶ辻”と呼ばれていました。
毎年2月11日の献梅祭では梅園を抜けて公園を回り、“梅乃橋”を渡って本殿へ向かいます。参列者には「梅の菓子」と「梅茶」がふるまわれます。ちなみに、大阪名物粟おこしについている梅鉢の紋は、たいていの人が天満宮の梅と考えていますが、実は高津宮の梅なのです。
このように高津宮一帯がかつては梅の名所であり、道頓堀川の源流に当たる梅川が流れていた時代に思いをはせてはいかがでしょうか。
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